2020年5月4日半導體工業協會(SIA)は、2020年第1四半期の世界半導體売上高は1046億ドルであると発表した。第一四半期の売上高は前四半期に比べて3.6%減少し、典型的な季節動向に合致し、2019年第一四半期より6.9%伸びた。2020年3月の世界売上高は349億ドルで、前月より0.9%伸び、2019年3月より6.9%伸びた。
SIA社長兼CEOのジョン?ニューファー氏は「2019年第4四半期に比べ、第1四半期の世界半導體の売上高は落ち込んでいるが、3月の月間総売上高は月ごとに上昇しており、既存の販売データはまだCOVID-19の健康危機の影響を完全に反映していないことを示している」と述べた。大流行に関連した持続的なマクロ経済の変動は世界半導體市場に大きな不確実性をもたらし、この不確実性は今後數ヶ月以內に持続的に存在する可能性がある。
地域別に見ると、ヨーロッパ(4.0%)とアジア太平洋地域/その他すべての地域(2.2%)とアメリカ州(1.1%)の販売月は前月比で伸びたが、中國(0.2%)と日本(2.1%)の販売月比はマイナスとなった。米國(21.8%)、アジア太平洋地域/その他すべての地域(4.6%)、中國(4.5%)、日本(1.0%)の売上高は前年同期比で増加したが、ヨーロッパ(1.1%)はやや減少した。